本を1冊も読まないのはヤバい?
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
・大学生が本を読まない理由
・読書のメリットを紹介
この記事を書いている私は現役大学生です。月に5冊程度は本を読んでいます。
「最近は本を読まない大学生が多いよね」なんて言葉を聞きませんか?
実際、大学生の約半分は読書をしてません。これは学生に限らず、社会人にもあてはまります。
日本全体で読書離れが進んでしまっているんですよね...
この記事では、大学生が読書をしない理由や読書のメリットについて紹介していきます。
「本は読んでおいた方がいいのかな」「これから読書を始めてみようかな」と思っている大学生の方はぜひ読んでいただけると幸いです。
※この記事は約3分で読めるようになっています。
【危険】大学生が読書をしない理由とは?約5割が本を読まないという事実
まずは、大学生の半分は読書しないという調査結果から紹介していきますね。
大学生の半分は読書しない
2020年に全国大学生協連が行った「第56回学生生活実態調査の概要報告」によると、1日に読書を全くしない大学生は全体の47.2%となっています。
1日の読書時間 | 割合 |
0分 | 47.2% |
30分未満 | 8.8% |
30分以上60分未満 | 12.4% |
60分以上120分未満 | 19.4% |
120分以上 | 8.6% |
この調査結果から、大学生の約半分は全く読書をしないことが分かります。
2010年時点での1日の読書時間がゼロの大学生は33.8%。つまり、この10年間で読書離れが加速していることも読み取れます。
(電車の中で本を読む学生を見ることは少なくなりました...)
一方で、1日に120分以上読書をする大学生は2004年からじわじわと増えています。
このことから、「読書しない大学生」と「めっちゃ読書する大学生」の二極化が進んでいることも分かりますね。
読書をしなくなった背景
近年読書離れが進んでいる日本ですが、以下の理由が主に挙げられます。
✔︎ 読書離れが進んだワケ
- スマートフォンが普及したから
- 短いコンテンツが多く消費されるようになっているから
スマートフォンが普及していき、インターネット環境が人々にとって身近なものになりました。
わからないことがあったらすぐにインターネットで検索。何か知りたいこと・興味のあるものを調べようと思ったらすぐにインターネットで検索。
こんな感じで現代はスマホで簡単に情報収集できるようになったため、本を買うという選択肢が無くなったのでしょう。
またYouTubeやTikTokなどの短時間で消費できるコンテンツが人気になっているため、長い時間をかけて消費する「本」というコンテンツは好まれない傾向にあります。
このような短時間コンテンツが好まれる時代背景もあり、本を読むのが苦手な人、忙しくて本が読めない人向けに、現在YouTubeでは本の要約を専門に行うチャンネルも増えてきています。
読書をするメリット
続いて、大学生が読書をするメリットについて紹介します。
本が読まれないこの時代に、本をたくさん読むことで周りの人間と差をつけられますよ(^^)
文章を読む力が身に付く
本を読むことで、「文章読解力」が身につきます。
文章読解力とは、文章を読んで書き手の考えを読み取ったり、人との会話で気持ちを読み取ったりする能力のことです。
これは一朝一夕で身につけられるものではありません。
本を読むことでゆっくりと培われていきます。
自分の価値観や視野が広がる
本を読むことで、自分の知らない価値観や知識を吸収することができます。
本を読まずに普通に生活していると、自分の周りには似たような人が集まり、似たような価値観や知識を共有して人生が終わります。
ですが、本を読むとどうでしょうか。
例えば、江戸時代の本を読めば、江戸時代の人々の価値観や生き方を学ぶことができます。
普通に生活していたら、江戸時代の人々がどう生きたかなんて、勝手に頭に入ってくることはありません。
また、外国のお金持ちに関する本を読めば、そのお金持ち達がどのような人生を辿って、どのようにお金持ちになったのかを知ることも可能です。
体系的に学ぶことができる
インターネットで調べものをする時は、断片的な情報しか得ることができません。
例えば、「FX投資のオススメのやり方」インターネットで調べるとしたら、「FX投資のオススメのやり方」だけ出てきます。
そして、FXについてもっと深く知りたいと思った時に、インターネットでは再び検索してあちこちページを飛び回らないといけません。
一方、本を読んでFXの知識を深める場合は、
FXの始まりからメリットデメリット、おすすめの証券口座や戦略の種類などを順序よく効率的に学ぶことができます。
インターネットではなく本から学ぶことによって、必要な知識を効率よく体系的に学ぶことができるのです。
知識・教養が増える
本を読むことで、シンプルに知識や教養が増えていきます。
例えば、
①「スマホの歴史」がまとめてある本を読む
②Appleのiphoneが世界的に広まってスマホ時代が始まったことを知る
③Appleってどんな会社なんだろう?と疑問を持つ
④Appleの本を読むとデザイン力がすごいことを知る
⑤他の会社のデザインはどのように作られているんだろう?と疑問を持つ
という感じでざっくりですが、インターネットより本の方が、知識が芋づる式に増えていくんです。
本の要約を見るだけではダメなのか?
最近は本の要約サービスや、本の要約動画などが増えてきています。
TikTokでは「1分で森鴎外の『舞姫』を解説する」なんて動画もアップされているくらいです。
一見これらのコンテンツは、短時間で本の内容が得られる良いものだと思われますが、実はデメリットもあります。
基本的に短時間で消費するコンテンツは「記憶に残りにくい」のです。
みなさんはインターネットでふと気になることを調べて、その内容を忘れてしまったという経験はありませんか?
私の場合は、何かの言葉の語源をインターネットで調べることがありますが、次の日にはだいたい忘れてます(笑)
これはなぜ起きるかというと、インターネットで何でもすぐ調べられる状況が原因なんです。
人間の脳はなるべくサボるようにできているらしく、
という流れで、ネットで簡単に手に入れた情報というのはなかなか記憶に定着しづらいんですよね。
なので要約サービスなどを利用する時も同じく、
なんてことが起きてしまう確率が高いのです。すぐ覚えられる人もいますけどね。(うらやましい...)
本の要約サービスは、新しい本に出会えるという点では非常に良いと思っています。
しかし、情報量が少なく本の内容も覚えにくいのが事実です。
なので、要約サービスは本に出会うきっかけとして利用する。
そして読書をする際は、実際に本を手に取って読むことをオススメします。
(本の要約動画を見て満足していた自分が恥ずかしい...)
まとめ:本を読むクセをつけておくとベストです
今回は、大学生が読書をしない理由や読書のメリットについて書きました。
今回のまとめです。
・本が読まれない今の時代で、本をたくさん読む人間は周りと大きく差をつけられる
→本を読むクセをつけておくとベストです
本を読むことで色んな能力が養われます。
これから本を読んでいきたいと思っている方は、本屋さんに行ってパラパラ立ち読みしてみると良いと思います。
いきなりたくさん本を買うと経済的にダメージをくらうので...
本屋さんで自分が面白いと思った本に出会えたら、その本を買ってみるのがいいんじゃないでしょうか。
逆に自分にとってつまらないと思ったら、読まなくてもいいです。普通につらいので(笑)
今までも、そしてこれからの時代も、本を読むことで損することはありませんよ〜( ´∀`)(買ってつまらなかったら損かもしれないですが...)
今回は以上になります。