「ミニマリストが嫌いです」
「ミニマリストは頭おかしい人ばかりで受け入れられない」
「まじで何が良いのかわからない」
必要最低限のモノで質素に暮らすミニマリスト。
彼らの生活スタイルは2015年ごろから日本でも広まり、次第に一部の人に浸透していきました。
しかし、無駄を徹底排除したシンプルすぎる暮らしやモノへの価値観に嫌悪感を抱く人も少なくありません。
私自身ミニマリストを自称していますが、周りからまだまだ完全な理解を得られるまでには至っていません。
ミニマリストは「嫌い」と言われることが多いのが現実なんです。
この記事では、なぜミニマリストが嫌いと言われがちなのかを、大学生ミニマリストが徹底解説します。
※この記事は約3分で読めるようになっています。
「ミニマリスト嫌い」ここまで嫌悪感を抱かれるのはなぜなのか?
日本でミニマリストが流行り始めてから7年ほど経ちますが、ミニマリストを嫌う人は一定数存在します。
私自身ミニマリスト的な生活を行っていますが、一部の友人から嫌悪感を抱かれることがあるんですよ。
すべての人に受け入れられないのは事実ですね。
ミニマリストが嫌われる理由は主に3つあります。
✔︎ ミニマリストが嫌われる理由3つ
- 価値観の押し付け
- すべて合理的に判断する
- まるで宗教
順番に解説します。
価値観の押し付け
よくSNSで影響力のあるミニマリストたちは、
「ミニマリストになることで人生を取り戻すことができますよ」
「モノを捨てると身軽になります」
「私のようにミニマリストになると余計なお金も使わずに済みます」
「さあ、あなたも今すぐモノを捨ててミニマリストになろう!」
といった発言が多いんですよね。
そういった発言に嫌悪感を抱く人が多いのだと思います。
実際、ミニマリストの生活を取り入れるメリットはたくさんあります。
でもメリットが多いからこそ、それを必死に伝えようとするところが「価値観の押し付け」と捉えられてしまうんです。
また、「元々モノを多く所有していましたが、今はミニマリストになって生活が豊かになりました」みたいなミニマリストが大量発生しています。
このような、モノを多く所有している人を見下したスタンスも嫌われる要因のひとつですね。
すべて合理的に判断する
自分が買うモノ、これから所有するモノをすべて合理的に判断しているところが嫌いとも言われます。
例えば、自分はコーヒーが好きだけどコーヒーマシンを家に置くのは合理的ではないから捨てたというエピソードがあります。
その方は代わりに毎日ペットボトルの安いコーヒーを飲んで満足していると言います。
本当に自分の好きなモノまで合理的に判断して断捨離してしまうところに、嫌悪感を抱かれるのでしょう。
また、人からもらったプレゼントまで全て使えるか使えないかで判断し、すぐに売ったり処分するところにミニマリストの人間性の欠如を感じる方も多いです。
人からもらったモノの所有権は自分にあるので、使おうが捨てようが処分しようが本人の自由です。
ですが、貰い物まですべて合理的に判断して淡々と断捨離を行う姿にゾッとするのも頷けますね。
「人とのつながり」まで断捨離するミニマリストはさすがに気持ち悪いと私も思います。
まるで宗教
昨今のミニマリストブームの影響もありますが、YouTubeやブログを見ていると、個性が全く無い同じようなミニマリストがうじゃうじゃ湧いています。
生活スタイルは有名ミニマリストをパクったものばかり。
靴は1足しか持ちません。服は10着前後で足りてます。ルンバは時間を生み出してくれるので必要不可欠です。ベッドは使わずに寝袋で寝ています。持ち歩くものはスマホ・保険証・クレジットカードのみです。
某有名ミニマリストを開祖のように信奉し、生活スタイルをことごとく真似る。
そして「私はミニマリストです」と発信をして、あたかも自分がすごい人物であるかのように錯覚する。
こういった宗教っぽい部分に気持ち悪さを感じるのだと思います。
最近のミニマリストはみんな同じで本当につまらないですよ。
発言内容もほぼ似通っていますし。
有名なミニマリストの生活イメージが定着してしまっている
このように嫌われることも多いミニマリストですが、有名ミニマリストが一般の人に与えるイメージが、より嫌悪感を抱かせてしまっている要因のひとつだと私は思っています。
車や家は絶対に買わない。食事も1日1食。部屋には机と椅子とマットレスだけ。
こんな質素すぎるイメージが伝わってしまった結果、ミニマリストに好感を持てないようになってしまったのも大きいかと。
ミニマリストの生活が全員あんな暮らし方はしていませんので、ご注意ください。
芸能人ミニマリストは嫌われないのはなぜ?
一般人ミニマリストは嫌われることがありますが、芸能人ミニマリストはあまり嫌われません。
芸能人ミニマリストで有名なのは、女優の北川景子さんやホストで実業家のローランドさんですね。
彼らのミニマリスト的な主張は好意的に受け止められることが多いです。
なぜでしょうか?答えは簡単。
ローランドさんや北川景子さんは芸能活動でかなりの金額を稼いでいると思われます。
彼らは、お金があるからモノなんていつでも買えるという圧倒的な経済的余裕があるため、スタイリッシュでかっこいいと賞賛されるんです。
一方、一般人ミニマリストはどうでしょう。
だいたいのミニマリストは生活を楽にしたい、お金を貯めたいという理由でシンプルな生活をスタートさせています。
なので、ぶっちゃけミニマリストって余裕がないんですよね。
「限られた収入の中で質素に生活することが本当の幸せ」と思い込んでいる貧乏くさい精神に余裕のなさが垣間見えて、ダサく見えてしまうのだと思います。
まとめ:ミニマリストには色んな種類のヤツがいる
今回は、ミニマリストが嫌いと言われる理由について書きました。
ミニマリストの宗教チックな面が主に嫌われる要因なのだと思います。
かなり質素な生活スタイルのミニマリストが影響力を持ち、新たに生まれるミニマリストや一般の人へ行き過ぎたイメージを与えてしまっているから。
最後にひとつだけ。
ほとんどのミニマリストは結構モノを持っています。あんな世間で注目されるようなミニマリストの生活は行っていません。
ミニマリストは「最小限主義者」と定義づけられることが多いですが、人によって最小限は異なってきます。
モノをかなり所有していてもミニマリストを自称する者もいるので、世の中には色々なミニマリストがいるということを知ってほしいですね。
そこから好き・嫌いの判断をしていただければと思います。
今回は以上になります。