・大学生は貯金しないで経験・スキルUPにお金を使った方がいいの?
・将来のために今から貯金しておくのは必要?
こんな悩みを解決します。
本記事の内容
・大学生が貯金をするメリット・デメリットを紹介
・「大学生は貯金するな」発言の裏側
・大学生のうちに貯金はしておくべき?
この記事を書いている私は現役大学生です。大学3年間で100万円以上を貯金することに成功しました。
嘘ついてると思われたくないので、一応貯金額のスクショ載せておきます...
この記事では、大学生が貯金をするメリット・デメリットについて紹介していきます。一部の間で盛り上がっている「貯金不要論」についても、貯金成功者の立場からぶった斬っていきます。
これから貯金をしようかどうか迷っている、貯金していることに不安な大学生の方に、この記事が参考になると嬉しいです。
※この記事は約3分で読めるようになっています。
大学生が貯金するのは意味ないって本当?メリット・デメリットを紹介します
大学生の貯金額ってどのくらい?
全国大学生活協同組合連合会が2020年に行った「第56回学生生活実態調査」によると、大学生が1ヶ月に貯金する金額の平均は以下のようになっています。
下宿生(一人暮らしなど)・・・平均12,990円
自宅生(実家暮らしなど)・・・平均19,610円
合計して平均を出すと16,300円になりました。
つまり、大学生は1ヶ月で平均15,000円以上は貯金しているということになります。
年度によって貯金額は上下しますが、大学生が平均で貯金する額は年々増えてきています。
大学生が貯金するメリット
次に大学生が貯金をするメリットについて紹介します。
就活のときに余裕ができる
就活では、移動するための交通費、食事代、スーツ代、各種参考書など、出費が重なります。
(特に移動費や食事代は結構かかるとのこと...)
これらの費用代を前もって貯金しておくと、就活のときにアルバイトをする必要がなくなり、就活に専念できるようになります。
少し話がそれますが、アルバイトと就活を同時並行することで、チャンスを逃してしまうことも...
・アルバイト中に選考先の企業から何度も連絡があったが、返事をすることができなくて内定を逃した...
・面接の前日にアルバイトのシフトに急遽入ってしまったため、しっかりとした準備ができずに面接に行くことになった...
就活の時は前もってお金を貯めておくほうが、自分のためにもなりますね。
貯金の習慣ができる
2020年9月に国税庁が行った「令和元年分 民間給与実態統計調査」によると、20代男女のもらう給料の平均額は以下の通りです。
男性 | 女性 | 平均 | |
20歳〜24歳 | 278万円 | 248万円 | 264万円 |
25歳〜29歳 | 403万円 | 328万円 | 369万円 |
次に、2020年に金融広報中央委員会が行った「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」によると、20代全体の金融資産保有額は以下のようになっています。
年収 | 平均値 | 中央値 |
年収なし | 9万円 | 0万円 |
300万円未満 | 76万円 | 5万円 |
300~500万円未満 | 164万円 | 57万円 |
500~750万円未満 | 424万円 | 351万円 |
上記のデータから、20代の貯金額はおよそ5万円から57万円しかないことが分かります。
つまり、社会に出たら給料はもちろん学生時代よりは増えますが、給料が増えても貯金できない人が多いのです...
なので大学生のうちに貯金をすることによって、貯金の習慣が身につくので、社会に出た時に周りの人より多く貯金できるようになりますよ。
(最低限の貯金があれば、何かあってもしばらくの間は食っていけますし...)
貯金できる能力があると後々役に立つので、今から貯金するクセをつけておいても良いかと。
人生の選択肢が広がる
貯金をすることで、人生の選択肢はめっちゃ広がります。
新しく何かを始めたり、やりたいことをやろうとする時って必ずお金が必要になりますよね?
日本全国を旅行する、仕事をやめて海外に移住する、仕事が辛すぎるからしばらく辞める、英会話スキル習得のためにスクールに通うなど。
自分がやりたいことをやろうとする時に、「お金がない=貯金がないからできない」という人が大多数を占めると思います。
しかし、貯金があることで新しいことに挑戦しやすくなります。
・この先役に立つスキルを身につけたい→貯金がある→プログラミングスクールに通う→スキル獲得
・急な収入の減少→貯金がある→しばらくは生きていける→働けないうちに副収入を作っておく etc...
上記の内容はちょっと極端かもしれませんが...(笑)
私の場合は、貯金がある程度できたのでアルバイトをやめました。その後、本格的にブログに取り組むことができ、そこから収益を出すことができました。
貯金があったからこそ、アルバイトを完全に辞めるという選択ができたんです。
>>【現実】大学生はブログで本当に稼げない?やめとけと言われる理由4選
つまり何が言いたいかというと、
何かを始める、何かをやめることができるのは「お金がある」からなんです。
ある程度貯金があれば人生の選択肢は広がります。貯金があって損はしないですよ( ´∀`)
大学生が貯金するデメリット
続いて、大学生が貯金をするデメリットについて紹介します。
貴重な時間が失われる
大学生の一番の強みはなんでしょう?それは「自由に使える時間が多い」ことです。
その自由に使える時間をアルバイトに費やすのはもったいない。
貯金ばかりしていると、貴重な時間が奪われ、大学生活を楽しむことができなくなります。
貯金しても増えない
そもそも大量に貯金していても、それが増えることはありません。増えたとしても微量です。
多額の貯金をするくらいなら、自己投資にお金を回すほうがお金は増えるようになります。
経験がないまま社会に出ることになる
貯金ばかりしていると、色んな経験ができなくなってしまうことに...
そして経験が少ないと、ものごとを測るものさしが小さいままになります。(=価値観がせまい)
人との関わり、トラブル、成功、失敗などを経験していくことで、問題解決能力が高まったり、価値観が広がったりしていきます。
そうすることで、社会に出ても簡単にへこたれなくなると思います。
色んな経験をすることで知見が広がり、人生は豊かになっていきます。
大学生は貯金したほうがいいのか?
大学生は絶対に貯金したほうが良いです。
先ほども書きましたが、貯金できる能力を身につけておくことが後々とても役立つからです。
具体的には、毎月1万円ぐらい貯金できると良いんじゃないかなと思ってます。
(社会に出ても5万円すら貯金できない人が多いので...)
毎月1万円前後を貯金して、あとは自己投資や遊びに使う。これがベストではないでしょうか。
あくまでもお金は「ツール」でしかない
ここまで散々少額の貯金を勧めてきましたが、ここで「お金」そのものついて一言だけ。
お金はあくまでも生きていくために必要な「ツール」でしかありません。
お金を貯めこむことで、自分自身の価値が上がったりすることは決してないです。
なので貯金しすぎは良くないですよ。
「貯金不要論」に惑わされないで
一部の有名人に「貯金なんてする必要は全くない!あり金全部使ったほうがいい!」と言う人がいます。
自己啓発本なんか読むとわかると思いますが、成功者たちにとって貯金はマイナスに捉えられています。
そしてインフルエンサーに乗せられて貯金は悪だと考え、無駄なものにお金を使ってしまう人が続出...
(自己投資に全て回した方がいいとか言う、実績のない薄い人間が一定数いますよね...)
実際、あり金を全て使って成功する人間なんてごく一部です。
なので、世に回ってる「貯金不要論」に惑わされず、ある程度は貯金できるようになっておいた方が断然良いと思います。
まとめ:大学生のうちに「貯金できる体質」を作っておこう
今回は、大学生が貯金をするメリット・デメリットについて紹介しました。
まとめです。
・大学生のうちに貯金できるようになっておくと後々役立つ
・だからといって貯金しすぎると自己成長できない
→【結論】月1万円前後を貯金するようにして、あとは遊びに使ったり自己投資に使ったりするのがベスト
大学生が多額の貯金をしていても何の意味もありません。
大学生の強みである時間を有意義に使う。そうやって経験や能力を高めておけば、将来の収入は増えていくと思います。
(大学生が貯金できる金額なんてたかが知れてますから...)
そして貯金をする能力を身につけておくと、社会に出ても怖いものはなくなるでしょう。
この記事を読んでくれた大学生の方が、私みたいに貯金しすぎてチャンスを逃すようにならないことを祈っています...
今回は以上になります。